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※当事務所は障害年金の受給申請・代行に特化した社労士事務所です。賃貸審査の具体的なご相談や不動産会社・保証会社への交渉・仲介業務は行っておりません。本記事は情報提供を目的としています。あらかじめご了承ください。
「障害年金だけで生活しているけれど、アパートを借りられるだろうか?」
「『無職』扱いされて、入居審査に落ちてしまうのではないか……」
住まいの確保は、生活の基盤となる最も重要な問題です。しかし、一般的に賃貸契約では「安定した職業に就いていること」が重視されるため、障害年金を受給している方(特に休職・退職中の方)にとって、部屋探しは大きな不安の種となります。
結論から申し上げますと、障害年金受給者でも賃貸契約を結ぶことは十分に可能です。
むしろ、アルバイト収入などよりも「国からの安定収入」として高く評価されるケースもあります。
ただし、審査に通るためには物件の選び方と準備の仕方に「コツ」があります。この記事では、入居審査を突破する具体的な5つの方法と、どうしても難しい場合の公的住宅の活用術を社労士が詳しく解説します。
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「門前払いされた」という話も聞きますが、なぜ障害年金受給者は審査で不利になることがあるのでしょうか。
大家さんや管理会社の視点から見てみましょう。
まず知っておいていただきたいのは、障害年金自体は決してネガティブな要素ではないということです。
シフト制で収入が変動しやすいアルバイトや、いつ契約が切れるかわからない非正規雇用に比べれば、障害年金は「国が支払いを保証している」ため、非常に安定した収入源とみなされます。
実際、多くの不動産会社や保証会社は、障害年金証書や振込通知書を「収入証明書」として認めています。
それでも審査に落ちてしまう場合、大家さん側には大きく分けて2つの不安があります。
入居審査を突破する5つのコツ
「収入基準はクリアした。よし、これで借りられる!」 …そう思うのはまだ早いです。
障害年金受給者にとって、収入以上に高く厚い壁となるのが「健康状態の審査」です。
最も確実なのは、支払い能力を数字で証明することです。
賃貸審査の黄金ルールとして、「家賃は収入の3分の1(できれば4分の1)以下」という基準があります。
例えば、障害年金の受給額が月額10万円の場合、家賃(管理費込み)は3万3千円以下の物件を選ぶのが無難です。
「ギリギリ払える額」ではなく、「余裕を持って払える額」の物件を選ぶことで、審査の通過率は格段に上がります。
現在、多くの賃貸物件では連帯保証人の代わりに「家賃保証会社」との契約が必須となっています。
親族に連帯保証人を頼めない場合でも、保証会社の審査に通れば入居可能です。
信販系(クレジットカード系)の保証会社は審査が厳しい傾向にありますが、独立系(独自の審査基準を持つ)の保証会社であれば、障害年金受給者にも柔軟に対応してくれることが多いです。
不動産会社に「保証会社の審査が通りやすい物件を紹介してほしい」と伝えましょう。
もし、毎月の年金額だけでは審査基準(家賃の3倍の収入)に届かない場合でも、まとまった貯金があれば「預貯金審査」を受けられることがあります。
通帳のコピー(残高証明)を提出し、「現在は無職だが、家賃を支払うための十分な蓄えがある」ことを証明する方法です。
特に、障害年金の遡及請求(過去分の一括受給)でまとまったお金が入った直後などは、この方法が非常に有効です。
ご自身の名義での契約が難しい場合、収入のある親族(親や兄弟)に契約者になってもらい、自分は「入居者」として住む「代理契約」という方法があります。
この場合、審査の対象は契約者(親族)の収入になるため、本人の収入状況は問われません。
ただし、無断で住むと契約違反になるため、必ず「契約者は父だが、入居するのは自分(子)」であることを不動産会社に伝えて契約する必要があります。[あわせて読みたい] ▶ 親と同居でも障害年金は減らない?「世帯分離」のメリット・デメリットを解説
これが意外と重要です。
病気や年金のことを隠して審査に挑むよりも、最初から味方につけてしまうのです。
「障害年金を受給中ですが、入居可能な物件を探しています」と正直に相談すれば、担当者は「障害年金受給者の入居に理解がある大家さん」や「審査が緩やかな物件」をピックアップして紹介してくれます。
不動産会社にとっても、審査に落ちる物件を案内するより、確実に契約できる物件を紹介したいのが本音です。
賃貸審査において「障害年金の受給が継続されること」は非常に重要な収入の安定証明になります。
しかし、更新の時期を過ぎても手続きをしておらず、受給が止まるリスクを抱えたままでは、審査に通っても長期的な家賃支払いに不安が残ります。
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民間のアパートの審査にどうしても通らない、あるいは保証人がいないという場合は、公的な住宅制度を活用しましょう。
UR賃貸住宅(旧公団住宅)は、国が関与する独立行政法人が運営しており、以下のようなメリットがあります。
URには明確な収入基準(家賃の4倍など)がありますが、特例制度が充実しています。
例えば、「家賃等の一時払い制度」を使えば、1年分の家賃を前払いすることで、収入額に関係なく入居が可能です。また、「貯蓄基準制度」(家賃の100倍の貯蓄があればOK)もあります。
障害者手帳を持っている場合、家賃の減額措置や、優先的に1階の部屋を案内してもらえるケースもあります。
都道府県や市町村が運営する公営住宅は、低所得者向けに用意されているため、家賃が非常に安く設定されています。
原則として抽選になりますが、障害年金受給者(障害者世帯)は「当選倍率の優遇」や「別枠での募集」があり、一般世帯よりも入居しやすくなっています。
申し込み時期が決まっていることが多いので、自治体の広報やホームページをこまめにチェックすることをおすすめします。
障害年金を受給しながら賃貸契約を結ぶことは十分に可能です。
審査通過のカギは「家賃を受給額の3分の1以下に抑えること」「保証会社や公的住宅を上手に活用すること」の2点です。
そして何より重要なのは、収入の根拠となる「障害年金の受給権」を確実に確保しておくことです。
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